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2008年 11月 04日

やってくれますとも!その②

野生の動物のように、いつも周囲の環境に神経を尖らせている息子。私の実家への帰省はそれでももう随分慣れてきたのですが、今回は父の葬儀という非常事態、いつもと違う雰囲気に息子はとても怯えていました。そしてこういう場合、普段から敏感な臭覚の感度が最大限にUPします。不安だからいつも以上にアンテナの感度を上げてしまうのです。三重に滞在中はずっと線香のにおいに悩まされ続けた息子でした。

ストレスが溜まると「こだわり」度もUPします。そして事件は起こりました。

息子を入浴させようとした時です。実家のお風呂は中から「ピコンピコン」と呼び出し音を鳴らす事ができるのですが、息子はその音が大好きなので、私が先に入って呼び出し音を鳴らしました。服を脱ぐのに時間のかかる息子に、その日はどうしたことか夫がイライラしてつい無理やり服を脱がしてしまいました。息子はこの「無理やり」が一番キライなので「ギャーッ」と大声を出してひっくり返って泣きました。
しかしその日は通夜で誰もが疲れていました。夫はそんな周囲に気を遣って、泣いて暴れる息子を引きずって風呂場に投げ込みました。息子は泣きながら風呂から逃走。廊下で夫に捉まって、再び風呂場に引きずっていかれました。息子はもうパニック状態です。
あまりの騒ぎに別室にいた私の伯母が飛んできて、息子を叱りました。伯母は子供好きで子供の扱いの上手い人です。「もう4歳なんだから泣いてはダメ」とか「お風呂に入りたくないなら入らなくていいから、泣いてはダメ」とかそんなことを言いました。息子はギャーギャー泣いて暴れて、手を振り回して、伯母のメガネを割ってしまいました。伯母は驚いて黙って座り込みました。再び夫が息子を引きずって風呂場に投げ込みました。しかし息子のパニックは収まりません。
この場合、唯一効果があるのは「巻き戻し」です。気に入らない状況が発生した場合、その時点に遡ってもう一度全てをやり直すのです。この場合は「無理やり」服を脱がされたことが嫌なので、服を脱がされる前から始めれば良いのです。つまりもう一度服を着させて、服を脱ぐところから始めれば良いのです。夫も私もよく分かっていました。しかし、疲れている他の人の入浴時間をさらに遅らせるようなことをしたくなかったので、何とか息子を落ち着かせようとしました・・・がダメでした。

「一体何が起こったの?」と呆然とする伯母の前で、息子は風呂場から飛び出し、洗濯機によじ登って(笑)さっきまで着ていた服を取り出し、夫に無理やり脱がされた場所まで戻ると、自分で服を着、そしてまた脱ぎました。私ももう一度風呂に入りなおし(汗)、「ピコンピコン」と呼び出し音を鳴らしました。息子は機嫌よく洗濯機に服を放り込むと、笑いながらお風呂場に入ってきました。さっきまでのパニックはすっかりどこかへ行ってしまいました。

この光景(「巻き戻し」)、我が家では日常茶飯事なのですが、伯母にはそれはそれはショックだったようです(汗)。これまで息子は自閉症だと訴えても、「育て方の問題よ」と言っていた伯母ですが、そんな伯母がショックをうけていることに逆にショックを受けた私でした(え?うちのこそんなに変?ってね)。
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by xiaozhuzhu | 2008-11-04 01:12 | 未来のエジソン君


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