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2008年 10月 06日

その⑨ サリーとアン

引っ越したら図書館が近くなった。意外にもいつも空いている。家だとあまり集中して読み聞かせを聞いてくれない息子だが、図書館だとそれなりに聞いてくれている。もっとも物語風な内容のものは全く興味が持てず数字に関する絵本とか、色に関する絵本とか、文字のない絵本とか(私が空想しながら適当に説明)そんなものばかり。それでも本に親しんでくれるということはいい事だと思っている。
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物語で唯一最後まで聞いてくれるのが『よるくま』。くまの子と男の子が一緒にくまのお母さんを探しに行く物語。もう100回くらい読んだかな。息子もほとんど内容を暗記しかかっている。ところが最近、息子は突然怒り出すようになった。よくよく聞いてみるとこういうことだ。物語の最後に、くまの子は魚釣りをしているお母さんを無事発見できるのだが、息子は「くまのお母さんは魚釣りをしているんだから探さなくてもいいんだよ、早く魚釣りしてるところに行けばいいんだよ」と言うのだ。「でもくまの子はお母さんがどこにいるか知らないから一生懸命さがしてるんだよ」と私。するとお母さんが魚釣りしているページをめくって「ここにいるじゃないのっ!!!」とキレる息子・・・。

これを聞いて「サリーとアン」の話を思い出した私。

サリーとアンのテスト

1・サリーカゴを持っています。
2・アンは、を持っています。
3・サリーは、持っていたカゴの中に入れて、部屋を出ます。
4・アンは、そのカゴから出し、自分のに入れます。
5・を置いて、アンは部屋を出ます。
6・そこへ、サリーが帰って来ました。

問題:さて、サリーは、を出そうとしてどこを探すでしょうか?

このテストは、自分の視点以外(サリーの視点)に立てるかどうか、そして、サリーが持っている「は、カゴの中にある」という信念を理解できるかどうかをテストするもので、自閉症の人はなかなかサリーの立場になって答えることができないのだとか。もちろん息子も「箱っ」と元気よく断言していた(息子には絵を描きながらもっと分かり易く説明しましたよ、もちろん)。

なるほど、つまり息子はくまの子の立場でものを考えることができないのだ。くまの子がお母さんを探しても探しても見つからず泣き出すシーンも全く共感できないに違いない。どうりで物語という物語にはどれも興味がないはずだ。う~ん。どうやって息子にくまの子の気持ちを教えていけばいいのだろう・・・。なんだかちょっと寂しい気持ちになった出来事でした。

それにしても物語が大好きでストーリー性のある絵本ばかり読んでいた私の子供時代と全く正反対。一体誰に似たらこんなことに・・・と、試しに夫にサリーとアンのテストを出題してみると・・・「箱っ」って勢いよく答えてました(汗)。ええええ?あなたも自閉症なんっすかっ!?・・・いやでもそう言えば色々と思い当たるフシが・・・いやそれにしても・・・なんだか前途多難な未来を覗き込んでしまったようなそんな1日でした。
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by xiaozhuzhu | 2008-10-06 23:59 | 未来のエジソン君


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