2005年 08月 05日

アイスキャンディー

毎日暑い。暑すぎる。そんな時はアイスキャンディーの話を思い出す。
夫は子供の頃福建省のど田舎に住んでいて、近くに商店なんて一軒もなかったらしい。近くのちょっとした町まで行くにも徒歩で1時間以上かかったそうだ。でもどんなところに住んでいたって暑い夏にはアイスキャンディーが食べたい。そこで、集落の住人が代表で町に行ってアイスキャンディーを大量に買ってきて、近所の人に売りさばくということがよくあったらしい。つまり、近所のおじさんが急にアイス屋さんに変身して、アイスキャンディーを売り歩いているのだ。価格はひとつ5分。「分」というのは「元」の100分の1の単位だ。ちなみに最近のレート1元=14.8 円で計算すると5分=0.74円。でもまあ、今とはレートも貨幣の価値も違うから、当時の夫の感覚としては今の日本の50円か100円を消費するくらいの感覚だったのかも。当時5分で他に買えた物といえば、飴玉5個、ひまわりの種(これもおやつ)一包等々。
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でも町から徒歩1時間以上もかかるのにアイス、溶けちゃうんじゃないのかと心配してみたら、大きな魔法瓶みたいなのにアイスキャンディーを40~50本入れて持ち運びしたらしい。仕入れに行く人はたいてい魔法瓶を2本抱えて帰ってきた。もし一本につき2分のもうけがあるとしても、100本売っても2元にしかならない。まあでも、農家の人にとっては現金収入は貴重だったのかも。だから近所のひとはみんなこの商売に手を出した。そんなに大きくない集落、需要と供給のバランスが狂えば当然売れ残る。いくら魔法瓶に入れていたって翌日には溶けて売り物にはならない。

ある日、大量に売れ残ったアイスキャンディーをやけ食いした人が、数日後に亡くなったらしい。つまりそのアイスキャンディー、恐らく人体に悪影響のある甘味料を大量に使っていたのだろう。
もう私、中国でアイスキャンディー買うのやめます。
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by xiaozhuzhu | 2005-08-05 01:05 | 国際結婚2005年の日記


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