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2017年 05月 18日

2016年(11~12歳)の息子

息子がアスペルガー症候群だと診断されたのは息子が3歳半の頃。
そんな息子は小学5年生の3学期~小学6年生の約1年はとてもつらい小学校生活を送りました。

反抗期でもありました
男の子にしては早いのかもしれません。突然すごい勢いで身長が伸び始めた…と思ったら反抗期が始まりました。5年生の3学期から塾の勉強がハードになったこともストレスだったのかも知れませんし、塾と学校との二重生活や、障害を持つ自分と他人との違いや…色んな矛盾や疑問や不満が一気に息子の心の中に押し寄せて、その中でもがき苦しんだ1年でもありました。

力で押さえつけようとした教師たち
ただでさえ理屈っぽくて扱いにくいアスペルガー症候群の息子が反抗期という鎧を着てしまったので…もう、それはそれは扱いにくく憎たらしい小学生になってしまいました。でもそれに対して5年生の担任の先生も6年生の担任の先生も力で押さえつけようとするばかりでした。
5年生の時の担任の先生は、息子を黒板の前に立たせ「この子のおかしいところ、間違っているところを皆で言いましょう」と、息子の批判大会を開きました。6年生の時の担任の先生は、息子を級友の前に立たせ「この子は悪い子なので罰を与えます」と、級友の前で息子の頬をつねり、「これくらいでいい?」「どう?これくらいでいい?」と級友に確認しながら何度もつねり直しました。息子の頬には痣ができ、1週間消えませんでした。息子はこの後、1カ月ほど学校を休みました。その後、一応は登校するようになりましたが、遅刻、欠席、授業のボイコットは日常茶飯事で、卒業式も欠席しました。校長や担任の先生に「まずは息子の学校や教師に対する不信感を取り除く努力をしてほしい」と何度もお願いしましたが、息子の彼らに対する不信感は最後まで拭えませんでした。

そんな中での中学受験
上記のようなことがあり、息子は学校や教師への信頼を失ってしまいました。以来、学校の宿題はやらず、課題も提出しなくなりました。ですので学校からもらう通知表の評価はひどいものでした。でも、塾の成績を見る限り、やっぱり息子は勉強は得意なほうなのだと思います。特に算数が。国語と社会と理科(物理以外)は嫌いで、家であまり勉強せず…、算数と理科(物理)は得意だからという理由であまり勉強せず…、ただ塾に通っているだけでしたが、それでも成績は少しずつ上がりました。最後には「御三家のうちの1つを受験する」とまで言い出すほど。ただし、御三家については残念な結果に終わりました。御三家(のうちの1つ)に合格して学校や教師を見返したかったであろう息子の気持ちを考えると、とてもつらい結果でした。息子はとても落ち込んでいましたし、私も1カ月くらい陰で泣いて暮らしました。泣いて泣いて…今、ようやく吹っ切れたところです。(現在は地元埼玉の中高一貫の私立校に通っています)
中学受験、本当にハードでした。学校の授業が週25時間くらいあるのに加えて、塾の授業が週に25時間もあるのです。そのうえ宿題も出ます。そこまでしても第一志望には合格できませんでした。それでも中学受験をやらせて良かったです。脳をフル回転させても解けない問題に出会って、考えて考えて…、やってもやっても終わらない課題の山に途方にくれて…そういう体験が知らず知らず息子を成長させてくれました。知識が身についたのはもちろんですが、大変なことにチャレンジし、自分なりに頑張ったという体験そのものが息子の財産になったと思います。

先は全く読めません
つらくて苦しかった小学生活を終え、第一志望に不合格という中学受験を終え、息子は2017年4月より、地元の私立中学に通い始めました。
先のことは分かりません。もしかしたら小学校の時以上につらいことが待っているのかも知れません。

でも1つだけ…息子に驚きの変化がありました。何と!突然給食を食べ始めました(この私立中学、給食あるんです)!
あれほど偏食だった息子が給食を…。息子の中で何かが変わりつつあるのかも知れません。
でも先のとこは本当に分かりません。また気が向いたら皆様にご報告させていただきます。



by xiaozhuzhu | 2017-05-18 11:42 | 2016年(11~12歳)の息子


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